お客様紹介Customer Introduction

更新日: 2024.06.12

株式会社クインズレイク

株式会社クインズレイク
電話番号
0596-27-3221(本社)
営業日時
平日 9:00~18:00 (土日祝日休業)
住  所
【本社】
〒516-0031 三重県伊勢市尾上町
【アンテナショップ】
津松菱(三重県)
〒514-8580 三重県津市東丸ノ内4番10 1F化粧品フロア
山形屋(鹿児島県)
〒892-8601 鹿児島県鹿児島市金生町3番1号 Map
紹  介
幸せづくりのお手伝いをコンセプトに昭和60年創業、美容と健康を内側からサポートする「フィルコラーゲンドリンク」を開発・販売。身体に良くないものは一切入れず材料にこだわり、法令遵守に基づいて製造元と協調し徹底した品質管理の下、プライベートブランドの栄養補助食品を製造し、全国の皆さまにお届けしています。
  • なぜ?3人子を持つシングルマザーが起業家に!

    今回は「幸せづくりのお手伝い」をコンセプトに、伊勢に本社を構える株式会社クインズレイク代表早川まち子さんにお話をお伺いしました。伊勢出身の女性起業家の先駆けとして走り続けて40年余。伴侶の早世からの起業、困難期の支え、そして新事業の立ち上げから有名デパートとの契約まで、じっくりとお話をお伺いしました。

    クインズレイク 早川まち子代表

    早川代表がインポート雑貨の輸入販売を手掛けるクインレイク(現クインズレイクの前身)を手掛けたのは、今からおよそ40年前、昭和58年のことでした。
    電気工事業を営むご主人と7歳の双子長男次男と4歳の三男、そしてお姑さんと同居する一般家庭の主婦であった早川氏。昭和58年のお正月、家族や夫の友人が集まる中、夫から自宅近くの倉庫を活用してインポートものを取扱う店舗を起業してみては?と言われた時も、まさか自分が起業なんて冗談を!と笑い飛ばしていたのだとか。それからわずか一か月、夫が不慮の事故により突然の他界。勤めに出ることも考えてみたものの、「起業してみては?」と言う夫の言葉がどうしても頭から離れず、悩んだ挙句これを遺言と捉え、一家を支えるべく一念発起して起業したのだそう。

    時代は経済が右肩上がりの好景気、本町(現外宮参道)に店舗を移したインポートショップ「クインレイク」は順調に売上を伸ばしました。ところが90年代に入りバブルが崩壊すると売上は激減、更には自身の癌が発覚し店舗も閉店せざるを得なくなるなど試練が続きます。
    「会社が一番大変だった時期、相談に乗り支えてくれたのが中井先生だったのよ。それとね、それまで息子たちに“鉄の母”だと思われていたから、優しくしてくれるようになったのは良かったことね。」と早川代表。
    仕事も身体も大変な時期ではありましたが、それと同時に、大切にしてくれる存在やご自身が大切にしていきたいものを再認識できた貴重な経験だったといいます。

    起業していたおかげで知り合いも多く、親身に治療をしてくださる主治医の先生にも恵まれ癌が完治。無理をせず身体を労わってほしいと願う子ども達の願いを他所に、「コラーゲン」との出会いが、早川代表を新たな事業へと駆り立てることとなりました。

  • 信頼できる本物を求めて

    「コラーゲン」との出会いは突然でした。闘病中、友人から進められて半信半疑で試したコラーゲンでしたが、3日でいい感触があったといいます。元々アンチサプリ派だった早川代表、せっかくなら「自ら信頼できる本物を作りたい!」と思い、社名をクインレイクから株式会社クインズレイクとして法人化させました。健康食品には「信頼」が一番大切。心機一転、新たな事業に向き合う日々の始まりでした。
    まずは、鳥取県にある中国からの材料を仕入れていない三社に絞り、試作と小規模生産を繰り返しました。とはいえ完全な独学です。匂い、品質、サポート、思い描くように簡単には進みません。時には製造工場で不具合があり、顧客からクレームを受けることもあったといいます。

    そこから2年、試行錯誤を重ねる中で、三重県産業支援センターを介して、機能性食品と油とアグリに力を入れる辻製油の社長(現会長)との出会いがありました。そしてこの出会いが、魚のうろこからほとんど匂わないコラーゲンペプチドの開発に繋がり、現在の製品の原型が生まれました。現在もクインズレイクのコラーゲン製品は、三重大学内にある辻製油の研究室「辻H&Bサイエンス研究所」にて籠谷準教諭に研究開発を委ねており、「信頼できる本物のコラーゲン」だと自信を持ってお勧めすることができていますとのこと。

  • 信頼できる製品は信用のあるお店で販売を!

    心血を注いで生まれた「信頼できるコラーゲン製品」です。折角ならば、信用のある場所で販売するべきと考えた早川代表。三越と伊勢丹(現三越伊勢丹)、仙台の藤崎百貨店、鹿児島の山形屋百貨店等に営業を掛けます。

    まずバイヤーとのつながりを作るため、伊勢を飛び出し各地で催される「三重の物産展」に出展することから始めました。自ら店頭に立ち接客をします。自ら情熱を注ぎ作り上げた本物だからこそ、お客様に自信を持ってプレゼンすることができました。若々しく快活な早川代表自身がマネキンに立つと商品が売れます。青年部で培った司会力・トーク力が人前に立って話すのに役立ちました。更に、インポート事業時代に繋がった大手の商社との信頼関係を築いてきたことが、難しい直取引の壁を所を切り開くきっかけになることもありました。こうして、信用のある場所に並ぶことが「間違いのない商品である証明」となり、クインズレイクのコラーゲンは多くの人に支持される商品となったのです。

    現在も、津の松菱に売場がある他、各地の大手デパートに呼ばれて早川代表自ら店頭に立ち接客されています。活躍の場は商品プロデュース、自社製品の販売に留まらず、美容系のトークショーやセミナーに呼ばれ、美容と健康に関するコンサルティングを求められることもあります。現時点で次世代への継承は考えてはいません。必要としていただく方にご納得いただきながら、可能な限り良い製品を届けていきたいとのことです。

    夫の早世、女性起業家が少ない時代、先駆けとなり様々な困難にぶつかりながら歩んできた道のり。大変な事、嫌な思いをしたこともあったけれど、多くの人に助けてもらい今がある。
    「女性は子育てが終わる50歳からが本番!今が一番楽しいのよ」と早川代表。この笑顔に多くの女性が惹かれるのだと感じました。

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