生そば 更科
- 電話番号
- 0598-21-1168
- 営業日時
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11:00〜15:00
17:00~20:30 (L.O. 20:20)
火曜定 - 住 所
- 三重県松阪市外五曲町84-6 Map
- 紹 介
- 大正14年創業、「松阪で江戸の味」を信念に代々受け継がれた老舗の蕎麦屋、生そば「更科」。長年地元の人々に愛されてきたメニューの数々とお店に込められた想いをご紹介します。
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地元の人々に愛され続けて99年 松阪の老舗生そば「更科」
今回は創業大正14年、三重県松阪市にお店を構える生そば「更科」三代目の神田秀一さんにお話をお伺いしました。うどん文化が盛んである三重県で、創業時から地住民の方々に愛されてきたその理由とはいったい何なのでしょうか。
大正時代、「藪そば」「更科そば」「砂場そば」の江戸前三代そばと呼ばれるそば屋のうち、「更科そば」から暖簾分けしてできた生そば「更科」。関西といえばそばよりもうどんの文化。そんな中、無類のそば好きだった初代大将が「松阪で江戸の味」を、と更科を始められました。
古くから賑わいを見せる松阪の城下町。更科は「そば」に特化した大衆食堂として地元の人々から愛されるお店になりました。そのため今でも更科ではそば以外の様々なメニューを豊富に扱っているのだそうです。今回お話を伺った秀一さんは養子の三代目。実父がそば好きで、自身も若い頃、休日になるとそば屋の食べ歩きをして過ごしていたのだそう。学校を卒業してすぐ名古屋にある「薮そば」のお店で修行した後、更科に入り養子として更科を継ぐことに。
「実父はパン屋なんですけどね!」と朗らかに笑う秀ーさん。人柄の良さと芯の強さがうかがえました。 -
そばより人気!?そば屋ならではの出汁が香る特製「中華そば」
更科のおすすめメニューはやっぱりお蕎麦。中でも揚げたてサクサクの天ぷらが乗った天ぷら蕎麦は人気で、温かいお蕎麦より冷たいお蕎麦の方がそばの香りが立っておすすめなのだそう。
そんな中、そばの人気を更に上回る更科の看板メニューがあります。
「本当に人気ですね”中華そば。冬場出るのはほとんど中華そば。ラーメン屋からも麺を売って、と頼まれたことがあります」そう、なんと中華そば!
昔からあるメニューですが、お客さまから大好評。中華そばを目当てに食べにくるリピーターのお客さまも多く、なんと「寿がきや」から更科監修のチルド食品が出ていたほどの大人気商品なんです!
人気の理由はいくつもありますが、何といってもお蕎麦屋さんだからこそ提供できるこだわりのスープが絶品!煮干しをベースに数種類の旨味成分が絶妙に合わさった和風出汁と、2週間寝かせてカドが取れたお醤油の香りが、毎朝手打ちしているコシのある中華麺とよく合う至高の一品です。他にも人気のメニューは盛り沢山。秋冬はきのこや鴨そば、春は山菜など季節ごとのメニューも豊富です。
取材に同行していた更科担当の中井会計スタッフは無類の納豆そば好き。「納豆そばは期間限定メニューなので麺をテイクアウトして、自宅で更科の味が再現できないかと試行錯誤しています」と熱く語っていました。メニュー毎に固定ファンが多いのも更科の特徴のひとつです。
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中井会計HPの〇〇は実は……税理士法人中井会計との意外な関係
取材中、仲の良さが垣間見えた秀一さんと弊社の担当スタッフ。
以前中井会計に勤めていたスタッフ(現在は松阪市で税理士事務所を開業)が秀一さんの古くからの友人で、中井会計ともお付き合いが長いのだそう。ちなみに、中井会計公式サイトのトップページにある動く中井所長のイラストは、その旧スタッフが描いてくれたもので、ご縁のあったお客様もスタッフもみんなまとめて『満面の笑顔で和気あいあい』という中井会計イズムがここにも現れているなぁと感じました。「中井会計さんには、ずいぶん昔からお世話になっています。先生自身も個性的で、素晴らしい先生です。今の担当さんは右腕……いや、最早両腕だと思っています」と笑う秀ーさんと弊社スタッフからは、確かな信頼関係が感じられました。
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絶品!老舗蕎麦屋のこだわり「三たて」そばと昔懐かしの中華そば
今回は平日の開店前にお話をお伺いしていたのですが、開店時間になると同時に3~4組のお客さまがご来店。さらに平日にも関わらず、わずか30分でほぼ満席に!地元の方々から愛されていることがうかがえます。
皆さん思い思いに注文をされていましたが、中でも半数の方が注文していたのはやはり”中華そば。取材スタッフも注文させていただきましたが確かに美味しい!出汁の味がスッと染み渡る優しい味で、麺もコシがあって食べ応え抜群です。空調の効いた店内でいただく熱々の中華そばに取材スタッフ一同大満足!リピート間違いなしの美味しさでした。さらに今回はこだわりの季節メニューから、「三味そばセット」も注文しました。
おろし、山かけ、山菜そばの3つが食べ比べでき、さらにかき揚げとごはん、そばの実を使った自家製アイスまで付いてくる贅沢なセットです。美味しいそばになる3つの条件「たて(挽きたて、打ちたて、ゆでたて)」に拘った冷たいお蕎麦は風味豊かで三種のトッピングとの相性も抜群!蕎麦粉と小麦粉が7:3の黄金比率で作られたお蕎麦はつるりと喉を通り食感も完璧でした。さらにサクサクのかき揚げや香ばしいそばの実のアイス、締めに蕎麦湯をいただき大満足のお昼となりました。
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これからも受け継いでいく伝統の味
来年、創業100周年を迎える生そば「更科」。
現在、東京で修行していたーさんの息子さんが帰ってきて、四代目となるべく実質的な責任者としてお店を任されています。メニューにある魚料理は息子さんの提案で始められたのだそう。和食を幅広く学ばれた息子さんならではの新メニューはお客さまに大人気なのだとか。秀ーさん、そしてスタッフの皆さんの人柄の良さと代々伝わる伝統の味。また、伝統だけでなくどんどん新しいものを取り入れるチャレンジ精神が、お客さまの心と胃袋を離さない理由なのかもしれません。
「伝統の味を守り、息子や次の世代に継承していくことが何より大事だと思っています」と秀一さん。
皆様も松阪にお越しの際は、ぜひ一度生そば「更科」にお立ち寄りください。